Survivorseriesといえば、四大PPVの一つですが、最近はそのポジションが低下しているような気がします。そもそも、WWE本編で団体抗争が殆どなくなってしまいましたから、しょうがないのかもしれません。チームらしいチームはネクサスとコア以降ありませんしねー。
まぁ、今回はロック様のWWE復帰がメインのPPVですから、それ以外はどーでもいいのかもしれません。
第一試合 United States王座戦 ○ドルフ・ジグラー×●ジョン・モリソン (王座防衛)
なんかジョン・モリソンがパッとしませんねー。身体能力、ルックス、技のキレ、どれを取っても一流になる素質はあると思うんですが…。プッシュされてた時期にケガをしちゃったのも運がなかったですねー。一時期のエッジを見ているようです。エッジは試合しょっぱいところもあったんですけど、R-18というスキャンダルを逆手に取ったキャラ立てで成功しましたから、モリソンも何か一発が必要なのかもしれません。

第二試合 Divas王座戦(ランバージル戦) ○ベス・フェニックス×●イヴ(王座防衛)
まぁ、Diva戦ですから、こんな感じで試合に出ないDivaを画面に出すのはいい手なんじゃないでしょうか。多分、裏の方でも今後Divaをどうして行くのか試行錯誤の状態なんだと思いますですよ。
・プロレスができる多少可愛げのあるレスラーを引っ張ってくるのか
・美人で意欲のある素人をある程度プロレスができるように仕込むのか
・美人でスタイルのいい女性をマネージャーに使っていくのか

第三試合 エルミネーション戦 ○チーム・バレット×●チーム・オートン
一応ベビー・チーム対ヒール・チームの体裁はとってました。
ベビー側がランディ・オートン、シェイマス、シン・カラ、コフィ・キングストン、メイソン・ライアンで、ヒール側がウェイド・バレット、コーディ・ローデス、フニコ、ドルフ・ジグラー、ジャック・スワガーでした。
しかし、この試合にどれだけの意義と必然性があったのでしょうか? サバイバーシリーズだから、とりあえずエルミネーションマッチがないとまずいだろう的なやっつけ感が否めません。最近のRAWがスーパーショーとしてSmack Down!所属レスラーも登場するようになって、番組の垣根が低くなっていますが、せめて、番組対抗のエルミネーションマッチにして、Royal Rumble最終入場者の座を賭けるぐらいの仕掛けが欲しいですね~。WWEの基本は「1年かけてWrestlemaniaに向けて、どうストーリーを練っていくか」だと思っていますので、Survivorseriesあたりから色々基本的なストーリーを仕掛け始めないとWreslemaniaが盛り上がりませんですよ。

あと、そろそろWreslemaniaに向けて、ジ・アンダーテイカーが復帰してくる時期が近づいていますが、年内に復帰するのかなー? ケインの復帰もあるでしょうし、それまでどう凌ぐのかが見所かもしれません。
第四試合 世界ヘビー級王座戦 ○ビッグショー×●マーク・ヘンリー(反則勝ちのため王座移動なし)


第五試合 WWE王座戦 ○CMパンク×●アルベルト・デル・リオ(王座交代)
試合としては一番面白かったんじゃないでしょうか。デル・リオの実力も十分発揮されたと思いますし、CMパンクのいいところも十分堪能できました。もうちょっと尺があっても良かった気がします。
あとは、デル・リオがWWEで経験を十分積んで、ファンがその格を認めるようになれば、十分メイン級の選手になれると思いますですよ。

次は誰をCMパンクと絡ませるんでしょうかねぇ。暫くはデル・リオなのかなぁ……。そして、Wreslemaniaで誰と試合をすることになるんでしょうか。個人的にはテイカーとの試合を見てみたいなぁ。
第六試合 ○ザ・ロック&ジョン・シナ×●ザ・ミズ&R.トゥルース

場所がMSGだっただけに、辛口のニューヨーカーからシナに対して辛辣な「レスリング下手!」「それでも下手!」のヤジも飛びましたが、シナも十分プロレス上手くなったと思います。少なくともWWEでメインを張っても悪くないレベルにはあると思うんですがねぇ…。

ザ・ミズ&R.トゥルースが相手では格が違い過ぎてお話になりません。せめて、破壊兄弟ぐらいのインパクトが欲しかったですねー。まぁ、所詮はロック様の小手調べの試合ですから、あまり危ない橋は渡らせられなかったのでしょう。
正に「Finally,The Rock has come back to New York(&WWE)!」ということですね。