2011年11月6日日曜日

WWE Vangeance 2011

今回の記事はコアなWWEファン以外は置いてけ堀です。すんまそん。
第一試合 タッグ王座戦
○エヴァン・ボーン&コフィ・キングストン(エア・ブーン)×●ドルフ・ジグラー&ジャック・スワガー(王座防衛)
第一試合でタッグ王座戦というのが、今のタッグ戦線の扱いの低さを証明してますね~。
まぁ、タッグマッチ人気のピークは1999~2000年ぐらいのエジクリ×ハーディーズ×ダッドリーズ×APAがタッグ王座を争っていたあたりでしょう。今のWWEはタッグチームを育てることを考えていないんでしょうね~。近年は何回も失敗してますし、最終的にタッグチームは別れなければならなくて、ケンカ別れギミックは使い古されて、もはや観客に受けませんからね~。
試合自体はエア・ブーン組の動きの良さが目立った試合でした。ジグラーはいいレスラーですけど、特徴がないですね。自分なりに何か思い切ったギミックを考える必要があると思います。それよりも、ジャック・スワガーの立ち位置が問題ですよ。こんなところでウロウロしている人材じゃないですよ。迷走し過ぎです。そのうちTNAに移籍しちゃうかもねー。

第二試合 US王座戦
○ドルフ・ジグラー×●ザック・ライダー(王座防衛)
で、特徴がないジグラーに対し、自らYou Tube、Facebook、Twitterといったパーソナルメディアを活用して成り上がったザック・ライダーは立派だと思いますですよ。レスラーとしては一流とはいえませんけれど、経験を積めばUS王座かIC王座にはつけるんじゃないでしょうか。それまでブロウスキのキャラが持てばですけど。
試合としては普通の試合でしたね。ジグラーは相手なりに試合ができますけど、ライダーはまだその域に達してない感じですね。もうちょっとがんばりましょう。

第三試合 ディーバ王座戦
○ベス・フェニックス×●イヴ(王座防衛)
まぁ、ディーバ戦はしょうがないですね。WWEの基本方針が「プロレスの上手い女性レスラー」を獲得するより、「有名になりたい美人にプロレスを教えて戦わせる」に変更されて以降、トリッシュ・ストラタスという例外を除いて、プロレスの上手いディーバがいなくなっちゃいましたからねー。
ベス・フェニックスとナタリアというプロレス上手の女性レスラーを獲得したということは、若干方針を転換したんでしょうかねー。しかし、ミッキー・ジェイムスを解雇したのは未だに納得がいきませんんねー。かなりプロレス上手くなってきてたのになぁ。
………試合ですか。まぁ、ベス・フェニックスが試合にしたって感じっすよ。

第四試合
○シェイマス×●クリスチャン
試合としては、この試合が一番面白かったと思います。クリスチャンも王座獲得後「粘りのクリスチャン」というキャラが確立したようですし、シェイマスは若手の中では一番頑張っていると思います。間の取り方、技の受け方なども上達しているようですし、このまま頑張って欲しいですね。ある程度経験を積んだら、マイクの練習も必要でしょうね。自分をどのようにプロデュースしていくかは、最後は自分で考えないといけませんからねー。ベビーになったシェイマスがどう動くのかが楽しみです、はい。

第五試合
○R.トゥルース&ミズ×●CMパンク&HHH
トゥルースとミズのコンビはしばらくタッグ王座を持たせてもいいんじゃないでしょうかね~。いい感じのタッグチームになると思いますですよ。
口だけのミズとマイク下手なトゥルースはお互いを補い合えると思います。ミズも相変わらずしょっぱいんですが、少しはましになった感じですし、身体能力だけでやっているトゥルースもミズの身の処し方は参考になるんじゃないでしょうか。
試合はCMパンク&HHH組が優勢だったところに、ケビン"ビッグ・セクシー"ナッシュが乱入し、HHHを痛めつけ、その間にミズ&トゥルースがCMパンクをツープラトンで攻撃してフォール勝ちという結末でした。
まぁ、既に御大であり、WWE重役のHHHを王座戦線に絡ませる訳には行かないでしょうから、ナッシュと遺恨試合というギミックでストーリーを進めていくんでしょう。CMパンクはどうするのかなぁ?

第六試合
○ランディ・オートン×●コーディ・ローズ
コーディは試合が地味なんですよね。華がない。こればっかりはどうしようもないんですよね~。実力はついていると思いますけど、メインや準メインを任せられるかといったら、任せられないと思うんです。今の偏執狂キャラも正直言って地味だと思います。何か爆発的なキャラチェンチが必要でしょうね。
ランディ・オートンに関しては、特に言うことはありません。順調に成長していますし、生活態度も改まったようですしね~。後はロッカーでの立場をしっかりと確立して、今後十年WWEを支えるトップスターとして頑張って欲しいです。欲を言えば、RKO以外の決め技も欲しいですね。RKOは便利すぎるからなぁ。

第七試合 世界ヘビー級王座戦
△マーク・ヘンリー×△ビッグ・ショー (マーク・ヘンリー王座防衛)
ようやくマーク・ヘンリーがちゃんとした試合をしたと思います。本当に15年間何でクビにならなかったのか不思議でしょうがなかったんですけどね~。巨漢同士のぶつかり合いというのはそれだけで見世物になるといういい例でした。ただ、相手が「世界最大のアスリート」ビッグ・ショーだったから観られる試合になったのも事実でしょうね~。正直、ワールド・ストロンゲスト・スラムは決め技として説得力無さ過ぎです。まだトーチャーラック(アルゼンチン・バックブリーカー)やベアハッグの方が説得力があると思いますですよ。
で、リングが潰れてノーコンテスト(無効試合)になったのは、ギミックなのかリアルなのか、どっちなんでしょうね~。ギミックっぽい感じがしますけどね~。

第八試合 WWE王座戦(ラストマン・スタンディング戦)
○アルベルト・デル・リオ×●ジョン・シナ(王座防衛)
アルベルト・デル・リオはいいレスラーだと思いますが、ここまでプッシュされる理由が判りませんねー。スパニッシュ系へのテコ入れだとしてもプッシュされ過ぎじゃないかな~。ミステリオは天才ですが、体が小さ過ぎるし、体のガタも来てるから、常時王座戦線に絡ませるのはもう難しいでしょうし、シン・カラはまだ未知数過ぎるというのも判りますが……。
今回の試合はプッシュに見合うレスラーであることは証明できたと思います。いい試合でした。ジョン・シナ相手にこれだけ見せ場を作れば十分でしょう。
で、シナの方なんですが、私はシナが嫌われている理由が判らないんですよね~。努力と工夫で成り上がった絶対的ベビーのエースなので、基本的には嫌われる要素がないと思うんですが……。それでも必ず、どの会場でも「シナ最低!」のコールは起こりますからねー。
試合なんですが、最後にミズ&トゥルースが乱入して、シナをボコって、デル・リオが王座防衛という結末でした。
次回PPVはサバイバーシリーズで、そろそろレッスルマニアに向けてストーリーを仕込み始めなければいけない時期だと思うんですが、WWEのストーリー部門(ステファニー・マクマホンがトップ)はどう考えているんでしょうかねぇ?